笑っちゃおうよ BOYFRIEND / Berryz工房
実はBerryz工房を聴き始めたのはごく最近なんだけど、youtubeで「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」を観てたら、エンディングで凄い違和感を感じて。
「この違和感は何だろう」って考えたら、この曲、フェイドアウトしてるじゃないですか。
恥ずかしながらその時まで意識したこと無かったんですが、ハロプロってフェイドアウトの楽曲ってまず無いですよね。今思いつくのは「ダディドゥデドダディ !」くらい。あと何気に「ふるさと」もそうか。まあ、全部聴いた訳じゃないから例外はまだまだあるでしょうが、「基本的にフェイドアウトは無しで」というのがハロプロの楽曲制作における不文律になっていると思われます。
これは当然、CD音源のカラオケがそのままライヴに使えること、そしてエンディングがCD音源と変わらないので観客が違和感なく聴ける、ということを目的としているのでしょう。ハロプロの商売が「コンサートありき」で成立していることを窺わせます。
となるとこの「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」は、なぜフェイドアウトなのか。この曲は聴けば分かるとおり50'sのロカビリーっぽいポップソングなんだけど、そのオールディーズっぽい雰囲気を出すためにフェイドアウトにしてるはず。
フェイドアウトっていうのは、昔のブルースだかダンスミュージックだかをレコード化する際に、「ここから先はエンドレスで続きます」ってことを暗示する意味で始まった手法らしいんだけど、この手の楽曲はフェイドアウトの方がオールディーズっぽい雰囲気になるんですよね。
そう考えると、「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」というシングル曲をフェイドアウトにした判断ってけっこう凄いと思うんですよ。コンサートのやり易さという商売よりも、「楽曲の雰囲気」っていう音楽性を重視した、ということですから。俺はこの辺が、ハロプロの楽曲制作陣の信頼できるところだと思う。
【参考楽曲】
ポール・アンカ / ダイアナ
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