Berryz工房
さて、さんざんBerryz工房について書いてきたので、ここらで中間総括です。
俺は実はBerryz工房をまともに聴き始めたのは数ヶ月前からの話で、それまではあまり興味はありませんでした。ちょっと歌唱力に難がありますからね、夏焼雅さん以外。それに楽曲がエンタメ路線というか、コミックバンドみたいなもんだと思ってたから。音楽性なんてどうでもいいグループなのかな、とか思ってたんですよね。
℃-uteがほぼ一貫してユーロ歌謡(ユーロビートっぽいリズム+歌謡曲っぽい泥臭いメロディ)路線であるのに対し、Berryz工房の楽曲ってあまり一貫性がないし。
でも、ベスト盤を買い、主なシングルをiTunesでDL購入して主要曲を聴いていくうちに浮かび上がってきたのは、「Berryz工房の楽曲はポップミュージックの一大歴史絵巻である」という事実であります。それを今までさんざん書いてきた訳ですが、俺が気付いたのをまとめると下記の通り。俺はアルバムは一枚も持ってないので他にもあると思うんだけど。
・笑っちゃおうよ BOYFRIEND = 50's ・オールディーズ(ポール・アンカとか)
・VERY BEAUTY = 80年代全盛期の松田聖子(秘密の花園とか)
・告白の噴水広場 = 80年代ニューミュージック・村下孝蔵(初恋とか)
・付き合ってるのに片思い = 70年代アイドル歌謡 (たぶんキャンディーズ)
・MADAYADE = 60年代グループサウンズ(ギターがベンチャーズ)
・友達は友達なんだ! = aikoそのもの
・シャイニングパワー = フィリーソウル or 70年代ソウル歌謡(ルパン三世opとか)
…という具合に多くの楽曲に、様々なジャンルのポップスに対するパロディやオマージュが溢れていて、聴いていてとても楽しい。きっとBerryz工房の制作スタッフには、音楽好きの人が多いんじゃないかな。
恐らく、Berryz工房の楽曲を制作する前には、「次どんな感じでいく?」みたいな会議があると思うんですよ、俺の想像だけど。んで「じゃあ、次のシングルは70年代のキャンディーズみたいな雰囲気で行こうか」ってことで「付き合ってるのに片思い」が生まれた、とかね。俺の想像だけど。
新曲「ヒロインになろうか!」は8thアルバムあたりのモー娘。を彷彿させる楽曲でありましたが、いったい次はどんな音楽スタイルを狙ってくるのか。Berryz工房にはそういう楽しみがある。
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