さぼり / Berryz工房
この前、歩きながらiPhoneで音楽聴いてたら、この曲がかかったんです。でも俺、ベスト盤で最初に一回聴いただけで、今まで完全スルーしてたんで、その時は何の曲だか分からない。
イントロから歌が始まるまでの20秒の間に、頭で脳内音楽データベースを検索します。
「何だっけこれ……ジャネット・ジャクソン? いや、もうちょっと安いな。『美味しんぼ』のアニメの主題歌か?…ってそんなの俺のiPhoneに入ってないや、とにかく80年代後半の曲なんだけど…」
……ってところで歌が始まり、歌い出しは誰か分かんなかったけど「夜風につつまれて〜♪」で熊井ちゃんの声を確認、「なんだBerryz工房か……」と一件落着。
いやしかし、この「さぼり」という曲、完全にバブル絶頂期、それも88〜89年という超ピンポイントのサウンドがもの凄いリアルに再現されてるんですよ。このいかにも80'sデジタルっぽいドラム、左チャンネルでずっと鳴ってるチャイム風のキーボードの音! そして何よりサウンド全体を包むデジタルリヴァーブ音が、むせかえるようなバブル臭を漂わせています。
恐らくこの曲のアレンジャー氏もトラック作りながら最高に面白がってたと思う。「んー、こんな感じだったよな、バブルの頃の音は」って。機材なんかも当時のを引っ張り出してきたりして……そこまではやってないか。
それにしても、「たこ焼き屋デート」を歌ったつつましい中学生ラヴソングをバブルサウンドでコーティングするなんて、本当にBerryz工房らしい音楽的ユーモアだな、と思う。
【参考楽曲】
ジャネット・ジャクソン / Come Back To Me
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コメント
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さぼり
いい曲ですよねー
Bangles のManic Mondayを思い起こさせるようなイントロからベリーズ工房メンバーの幼い声が入ってきて曲として破綻するんじゃないかと心配になりますが、蝉と同じようにうまくベリーズ工房でしか出せない感じを出してまとめているのがすごい曲だと思います。
投稿: ピート | 2011年11月28日 (月) 16時54分
そうそう、このイントロのフレーズ、絶妙に80sっぽいメランコリックな感じがたまらないです(マニック・マンデイ懐かしいです……)。
リアルタイムでは聴いてませんでしたが、この頃のBerryz工房は徳永さんから夏焼さんまで声質に統一感があり、成長した今のバラエティ溢れる声質とはまた違った響きですねー。「蝉」なんかも、今ではもう出せないニュアンスですよね。。。
投稿: ko_bayashi | 2011年11月29日 (火) 10時24分