雑文

2013年11月30日 (土)

ハロプロ関係のツイートで振り返る2013年(下半期)

上半期ツイートからの続き。そしてこの事件から下半期は始まります。



7/6
大塚愛菜は、いま俺がハロプロで最も注目していたヴォーカリストなので脱退は本当にガッカリだ。もしかしてこの人は天性のシャウターなんじゃないか、これからどうなるんだろうかって楽しみにしていたのに。この先を聴きたかったがそれは叶わず


7/15
先日の℃-uteフランス公演の公式動画。垂れ幕と照明だけの簡素なステージ、カラオケバックでフランス人がこの盛り上がりですよ。クールジャパン推進本部はハロプロに100億円出してワールドツアー敢行させるべき http://www.youtube.com/watch?feature=layer_detailpage&v=OGjCy7Fackg#t=731s…


8/11
2ちゃんモー娘。板の、ハロプロ歌唱力評価スレッドを読みふけってた。ファンがあれこれ勝手な評価を言い合うのが毎度面白い。わたくしの勝手な番付は「S=小田・夏焼・愛理・福田 A=金澤・譜久村・菅谷」といったところです


8/19
この前、仲間と自転車で江の島に行ってきた時の写真でスライドショーを作り、youtubeにアップしました。BGMはBerryz工房「蝉」ですのでハロヲタの皆さんもどうぞ http://youtu.be/gwv5STanCLo


9/3
モーニング娘。3作連続オリコン1位! 今回は、最大のライバルがAKB48「恋するフォーチュンクッキー」の2週目という、まさに絶対に負けられない戦いがそこにあった訳ですが、何とか1位を取ることができホッとしています


9/6
以前から良く分かっていなかった「ジブリ」という存在の概念を、wikiで読んでとりあえず理解した。ジブリ=宮崎駿だと思ってました。ハロープロジェクトとモーニング娘。の関係、概念も一般人には理解しづらいんだろうな


9/22
今日自転車で行ってきたのが和田峠っていうちょっとスマイレージっぽい峠なんだけど、いちばん傾斜がキツい所で頑張ってる時に、シャッフル再生状態のiPhone(骨伝導ヘッドフォン)から「有頂天LOVE」がかかる、という奇蹟が起こりました


10/5
この前クルマで「わっきゃない(Z)」が流れた時、横の女房が「これ誰?」って訊くから俺「℃-uteだけど」女房「でも矢島舞美の声が聞こえないよ」と。確かにそうだってことで今ネットで調べたら矢島ソロパートはゼロだった、そろそろこの人を名誉ハロヲタ認定していいのではないか、と思う


10/10
スマイレージ「私の心」の「でも君は キスするタイミングばかり気にして 私の心 全然見てくれない」という歌詞にグッとくる訳なんだけど、おっさん(つんく)が考えた乙女心におっさん(俺)が共感するというのは、これは乙女心の欠席裁判なのではないか、という気もする


10/28
今夜は六年ぶりにちゃんと野球観た。田中将大が活躍すると、ハロプロ出身の里田まいが「内助の功」とか褒められるので嬉しいんですよ


10/30
ハロステ視聴なう。今年のハロプロ楽曲は不作なんですが、Juice=Juiceの曲にはハズレがないな。しかも今回は軽く歌ってるからか、全員のvoが素晴らしい。……つくづく大塚の脱退が悔やまれます http://youtu.be/0XXEmQMWFrI


10/31
iPhoneでJuice=Juiceの新曲を聴いていたら、女房が「Juice=Juiceの曲って本当にハズレがないね」と言う。俺の昨日のツイート読んだのかと思ったら「そんなの知らん」と。夫婦はだんだん似てくるというが、ハロプロの新曲の感想まで全く同じになるものなのか


今日の作業はiTunesの中でも★★★★★曲のみのシャッフル再生で乗り切りました。俺のトップレート基準は大変厳しく全体の上位約3%、ハロプロでさえこの10曲のみ→ https://pic.twitter.com/5eI4lA47Mn


11/18
ヒロイン役の女優、ググったら一昨年亡くなった祖母と同い年の明治45年生まれ、40年近く前にすでに亡くなってました……。この人ですね、川崎弘子。嗣永桃子(ももち)を美人にしたような感じです https://pic.twitter.com/3gCpmdDzo9


11/19
本日もGyaO!の日替わり小津映画、『青春の夢いまいづこ』。今日のはもう、ちゃんと小津映画って感じですよ、音が無いだけで。田中絹代が中西香菜(スマイレージ)的かわいさでした https://pic.twitter.com/MiL7wdC6sk


女性の美しさを例える語彙に乏しく、いつもハロプロメンバーとの比較になってしまい恐縮です


11/22
昨日からずっと考えてるんだけど、アイズレーブラザーズのコレかなあ http://youtu.be/SiL09IsNoNw “@yoshiki_s: 「イジワルしないで抱きしめてよ」は、どっかで聴いたことあるようなイントロだけど思い出せない.. http://youtu.be/5SCeJYoXCMA

これだっていう決定的な曲はないんだけど、とにかくアイズレー・ブラザーズっぽい感じはしますね、Juice=Juice『イジワルしないで 抱きしめてよ』

それだ! さすがです。ダンス☆マンも『じゃあ、明日にすれば?』ってカバーしてたねこれ “@tripride: こっちだよ http://www.youtube.com/watch?v=IgdEG75cCw… なーんてね(笑)”


11/25
15時に紅白出場アーティスト発表ですがもしモーニング娘。が出られなくても落ち込まないよう精神に予防線を張っているところです。別に紅白なんて単なる歌番組の一つですし




以上、とりあえず今年1月から11月末までのハロプロ関連ツイートでした。そしてツイートはこちらで続いています…… https://twitter.com/ko_bayashi

2013年11月29日 (金)

ハロプロ関係のツイートで振り返る2013年(上半期)

早いものでもう年末のハロプロ楽曲大賞に投票する時期がきた、という訳で。全然ブログを更新していなかったこの一年を、自らのツイートのまとめで振り返ってみようかと思います。

いやー、思ったよりもハロプロ関係のツイートが多くてビックリ、こんなのをリアル友人知人に読まれてるかと思うともう……という訳で、まずは上半期です。



1/3
テンプテーションズ「It's Growing」を久々に聴いたら良すぎ、デヴィッド・ラフィンのvoの奥行きが深すぎる。が、動画で観たらバックのダンスが気になって仕方ない、ハロプロだったら研修生に混じって特訓させられるレベル http://t.co/UkqhXySe


1/5
本日夜は札幌から上京してくる友人と一緒にハロプロコンサート。無事飛行機も着いたようなので、これから彼のリクエストでつんく♂プロデュースのお好み焼き屋さんに行ってきます


1/20
『仔犬ダンの物語』。ハロプロ映画だからと思って油断した……もう犬の映画は絶対に観ないことにしてる #お前らマジ泣きしたシーン晒せよ http://t.co/LB8alKxL


1/26
昨日友人と飲んで、最終的に泥酔した挙げ句「俺がハロプロを好きでそれを公言してるっていうのはさあ、つまりこれはアンガージュマンなんだよ!!」と力説していたのを思い出した。何言ってんだ俺


1/29
モー娘。新曲が3年8ヵ月ぶりにオリコン週間1位、ネットのニュースとファンの書き込み読んでウルウルしっぱなし。野球の贔屓チームがシーズン優勝決めた夜にスポーツニュースをハシゴするのと同じような感じだと思っていただければ


2/14
ちょうど本日届いた『ハロプロ!TIME』矢島舞美の自転車旅篇DVD。近年まれに見るgoodバレンタインとなりました http://t.co/7W0taNKq


2/16
矢島舞美の自転車旅DVD、GoogleマップとDVD画面を照らし合わせて足跡の特定作業中。横浜までの足どりはほぼ把握した http://t.co/97wIW8Dl


わずか30秒に編集されてて全然分からなかった横浜~鎌倉の経路が、このワンカットでやはり神奈川県道21号であることを確認(吉野橋交差点) http://t.co/BzktIU7t


2/18
昨日買ったBerryz工房のDVDを観てたら「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」かなんかのところで横にいた女房が「これって初期の曲だからパート割りが均等なわけ?」とか訊いてきて笑った。もはや門前の小僧習わぬ経を読むレベルではない


2/24
そういえば俺、スマイレージってしばらくの間ハロプロじゃないと思ってた、なぜならネーミングが良いから


3/16
ついでに矢島舞美が自転車旅の途中でオムライスを食べた店も巡礼。ダイエット中なので入りませんが http://twitpic.com/cbpriq


3/20
現在なにかと話題のノマドな人=安藤美冬さんですが、俺的には7万部売れているらしい著書の表紙の端っこにモーニング娘。「ワクテカTake a Chance」のポスターが写っているのが気になる http://twitpic.com/ccuq6m


3/21
℃-uteが朝日(全国らしい)の別刷終面に新譜の全面広告出してるっていうんでコンビニで買ってきた。一応わたくしもCDの新聞広告制作業者の端くれ、他社の研究も怠らないようにということで…しかし発売は2週間も先なのに意味あるのかこれ http://twitpic.com/cd2fpj


俺は通販広告専門だからどうしても「意味あるのかこれ」と思ってしまうけど、シングルの売上アップを期待するというよりも、業界の内外に℃-uteの存在感を示すという芸能界的な意味合いの方が大きいのでしょうね


3/26
ハロプロから今度デビューする新ユニットJuice=Juice、あまり好きにならないようにしよう、と自制していたがイントロのサックスリフが耳について早くも中毒リピート状態……ハロプロなら何でもいいのか俺は http://bit.ly/105zIuH


しかし若い女優やタレントの顔の区別は全然つかないのに(北乃きいとか北川景子とかあの辺はネットで名前はよく見るが顔が覚えられない、オッサンなので壇蜜は分かる)、これがハロプロになると小中学生の顔すら区別できまくるのが本当に不思議です。たぶん認識してる脳が違うんだと思う


3/27
田中れいなバンドが「雨上がりの夜空に」カバーしてるけど、あれは本人歌唱じゃないと伝わらないのでは。RCサクセションなら不遇期(=プラチナ期)の「わかってもらえるさ」、この歌詞はハロヲタのハートをガッチリ掴んで大受けするはず→ http://youtu.be/6JXwR0Re74M


田中れいなバンド、他にも泉谷しげる・モップス・吉田拓郎とかカバーしてて、このエレックな流れなら次は古井戸「さなえちゃん」か?とか思ってたら、十年前に既に藤本美貴&後藤真希コンビで実現していた。事務所の会長がエレック出身らしい http://youtu.be/eVghK699gYk


田中れいなバンド(ラベンダー)のライヴUST中継観てた。ほとんどカバー曲で拓郎、泉谷、RC、ディラン、おまけにモー娘。と、日本酒が飲みたくなるような選曲。しかし魚住さんって何者なんだろう、21歳の女の子があんなにしっかりしたギターを弾くものなのか…要注目です


4/14
ここ ←真野ちゃんドラマ『みんな!エスパーだよ!』のエンディングは、『時計じかけのオレンジ』オープニングのパロディですね→ これ


4/16
ここ数日、西城秀樹「ブルースカイ ブルー」がヘビロテ状態。wiki見たら作曲は馬飼野康二なのね。35年前の曲ですが、Berryz工房「スッペシャル ジェネレ~ション」の編曲と同じ人が書いた曲だと思うと感激もひとしおです http://bit.ly/11c6ElF


4/23
モーニング娘。シングル2作連続オリコン1位獲得、これでいよいよ年末の紅白出場が見えてきましたね


4/28
10年以上前にすでに、「モーニング娘。『恋のダンスサイト』のアナログ盤が売り切れで手に入らなかった」という理由で社会に幻滅して無人島に行ったんだよな、レコスケくんは http://twitpic.com/cmi1lo


5/10
GW明けからいきなり作業に追いまくられた一週間、作業中はJuice=Juiceのヘヴィローテーションで乗り切った。大塚愛菜と金澤朋子のvocalが飛び抜けて素晴らしい。二人とも声も歌い方も本当に良い http://bit.ly/17QK8Tw


5/18
正直、iTunesのシャッフルでイントロが流れた時「なんだっけこれ、レディオヘッドだっけ?」と思ったらシャ乱Q「シングル・ベッド」だったことが2回くらいある http://bit.ly/14z4P4s


5/31
俺が元モー娘。矢口真里に抱いている感情は、バラエティ番組で元木大介を見るときの巨人ファンのそれとかなり似ているのではないかと思います


6/9
AKBの総選挙をTVで観たけど、あんなデカい会場に客を入れてしかもTV中継が入ってるのに歌を披露しないのが驚きです。ハロプロがそんな舞台を与えられたら舞い上がっちゃって"総選挙スッペシャルメドレー"とか作って1時間以上歌い踊るだろうな、と思った


6/14
しかし"涙ッチ"とか"スキちゃん"とか"ヤッタルチャン"とか、いまひとつ説明不足なキャラクターが多いなハロプロは


6/18
先月の伊豆一周ライドをムービーにしてみました。BGMはモーニング娘。「涙ッチ」ですのでハロヲタの皆さんもぜひ。オレンジの自転車が俺です http://youtu.be/L1Zet_e_XWE


下半期に続く

2013年1月 1日 (火)

2012年を振り返る

年末に更新しようと思っていたのにいつの間にか年が明けていた…。ということでハロプロ楽曲大賞への俺の投票内容で、2012年のハロプロを総括することにしましょう。

1位 ワクテカ Take a chance / モーニング娘。

投票時コメント : このリズムトラックの太さとウワモノのド派手さは、「One・Two・Three」の衝撃を塗り替えたと思う。ヘッドフォンで爆音で聴く時の格別さが凄い。

このエグい音色の、ザクザクしたシンセベースが堪らないですね。フロア仕様っていうか、とにかくリズムトラックの骨格がガッチリしてて聴き応えがある。だからこれ、爆音で聴かないと魅力が半減するんじゃないかと思います。まあ、メロディとかはちょっとヘンな気もするけど、そんなものを吹き飛ばすというか逆に魅力に変えるほどの力強さがありますよこのリズムトラックには。凄まじい充実ぶりだった2012年のモーニング娘。楽曲の中でも堂々の1位。

2位 ピョコピョコ ウルトラ / モーニング娘。

投票時コメント : 結局ほぼ丸一年聴き続けたけど面白さが尽きない。凝りに凝ったリズムトラックも聴けば聴くほど凄いんだけど、シンセの音色の色相に統一感があってこれも絶妙だと思う。

最近この曲聴きながら考えるんだけど、何でハロプロってこんなに攻撃的なのかな、と。スタッフもみんなプロなんだから、普通のJ-POPみたいな曲を作ろうと思えば作れるし、モーニング娘。をアイドルグループとして捉えるなら、普通に売れそうなJ-POP作った方がマーケティング的にも望ましいはずだと思う。なのに、もはや世間では少数派となったファンの間ですら激しい賛否論争が巻き起こったほどのこの「ピョコピョコ ウルトラ」ですよ。俺は本当に凄いと思う。

3位 Be Alive / モーニング娘。

投票時コメント : ピアノアレンジ、特にサビの「チャララン! チャララン!」に心を揺さぶられる。全体を通じて勇壮な作風も、ハロプロ独自の感覚で素晴らしい。名曲。

世間はハロプロ(というかモーニング娘。)といえばラブマや恋レボで、この曲のような「ハロプロらしさ」を知らないんだよなあ、と寂しくなる。雨降ら~涙ッチ~友~Be Aliveみたいな勇壮で前向きな作風って、歌詞だけじゃなく、メロディやサウンドにも独自の手法があるんじゃないかと思ってるんですが、それが何なのかはまだ分析できてません。

4位 好きよ、純情反抗期。 / スマイレージ

投票時コメント : ダサいんだけど中毒性がある、これぞハロプロ楽曲という感じです。また、この曲でスマイレージの六人体制がキッチリ機能してきたという印象を受けました。

ダサいんだけど不思議な中毒性の曲っていうのは、スペジェネ~都会っ子~夢15からつながる系譜、これも独特の感覚です。この曲も何度もリピートさせられました……。あと、勝田里奈が最後の締めのフレーズ「恋愛だもん」を歌っているところに感動。プラチナ期のモーニング娘。だったら高橋愛が歌うところですよ、そこは。

5位 初恋サイダー / Buono!

投票時コメント : 楽曲もいいし、シンセを混ぜないパンクアレンジも良かった。そして夏焼雅のヴォーカルという点では、今年のベストトラックだったと思います。

「One・Two・Three」で決まりだと思っていたハロプロ楽曲大賞ですが、この曲とはめでたい限り。わたくしは夏焼雅verを聴きたいがためにシングルVを買いましたが、「か弱きオトメじゃ勝てないの」が今年の夏焼雅のNo.1フレーズだったんじゃないかと思います、痺れました。



楽曲大賞への投票内容は以上ですが、ひとことで言って2012年はモーニング娘。の年だったと思いますね。ピョコピョコウルトラ~恋愛ハンター~One・Two・Three~ワクテカのシングル四連発は強烈でした。こういう力の入れ具合はやはり「本体」なんだなあ、と。cha cha SINGなんか、普通だったら年間ベスト3に入る出来だったと思いますが……。

真野恵里菜の「ドキドキベイビー」もヘビロテでしたが選外に。この人が今年から居なくなるのは本当に残念。鳥なき里の蝙蝠って言うと大変失礼だけど、俺はあの手のキャッチーな女声J-POPはこれまでほぼ真野楽曲だけで充足させてきたので貴重な存在でした。


……という訳で2012年の総括は以上、今年もハロプロには楽しませてもらおうと思います。

2012年4月24日 (火)

「パート割り」というスタイル

ベリキューといえば、Berryz工房「Because happiness」と℃-ute「幸せの途中」の衝撃の余韻が未だに醒めやらぬGW前ですが。

俺はといえば、シングル発売の頃はまったくの駄曲だと思っていた「甘酸っぱい春にサクラサク」が意外にも三連シャッフルの良曲であることに気付きヘビロテ状態で。

で、何度も聴いてるうちに「この曲も全編voがユニゾンってのがな〜。パート割りにしてくれればもっと良かったのに……」って考えたところで、「あれっ」と思ったんですよね。「そもそもパート割りって何だ?」と。

昔、80年代のポップスター大集合企画「We are the World」を聴いているとき、「これって要するにパート割りの元祖だよな」「つまりマイケル・ジャクソンが"推されメン"か」とか考えて一人でウケてたんですけど、改めて考えたら本当に「パート割り」って珍しいんですよね。この「We are the World」はまあオールスターの企画モノですから必然性もあるわけだけど。

コーラスグループで、一曲の中でリードパートを2〜3人で交代するっていうのは珍しくないけど、ハロプロみたいに5人〜10人前後のヴォーカルが、2〜4小節単位でクルクル入れ替わるというのは、歴史的に見ても相当珍しいスタイルだと思います。

俺のライブラリでハロプロのパート割りに近いというと、思い浮かぶのはサイケデリック期のテンプテーションズくらいだもん。例えば「I Can't Get Next To You」、4人のリードが次々に入れ替わるスリリングなこの感じはかなりハロプロっぽいのでご覧ください。

【The Temptations - Can't Get Next To You】


やっぱり2〜4小節単位でクルクルとヴォーカルが入れ替わるって、声質も声量もバラバラだから聴きづらくなると思うし、ましてやステージでそれをやるっていうのは結構な苦労があると思うんですよ。それを不自然に感じさせないほど洗練させていったハロプロはやっぱ凄いなって結論になるんですけど。

まあ、とにかく我々が普段当たり前のように受け止めている「パート割り」って実は特異なヴォーカル形態ですよねって話です。

で、いつかハロプロコンサートで、パート割りの元祖ナンバーを歌いますってことで「We are the World」をカバーしたら面白いなーと思う。そして、ブルース・スプリングスティーンのパートはぜひ菅谷梨沙子でお願いしたいと思います。

【参考楽曲】
USA for Africa - We are the World
(ブルース・スプリングスティーンは2:12と4:53あたりからです念のため)

2012年4月12日 (木)

ハロプロ流のけじめ? 高橋愛卒コン「好きな先輩」

この前、たまたまyoutubeで高橋愛卒業コンサートの「好きな先輩」を観たんですが。小川と紺野がゲストで出てたんですね。

しかし、マイクは持っているけど歌は歌っていない。歌っているのは新垣と高橋の現役組二人だけ。

ここで俺はちょっと感心しちゃったんですよね。

ファンサービスという面で言えば、小川・紺野に歌わせた方がその場のファンは盛り上がったと思う。だけど、それよりもモーニング娘。のコンサートは真剣勝負であり、現役を離れたメンバーが歌や演奏に参加することは出来ない、という一種のけじめを優先させた、ということだと思うんです。

俺はこの辺のプロ意識みたいなのが、ハロプロスタッフの信頼できるところだと思う。と、ここまで書いておいて実は「打診したけど紺野と勤務先との契約の関係で断られた」とかだったらアレですけど……。

2012年1月28日 (土)

小ネタ×10

更新開いちゃいましたが。ちょっと今回は趣向を変えまして、一本のエントリにするほどのネタにはならなかった雑感みたいなのを、ざっと垂れ流してみたいと思います。

■菅谷voを見直す
菅谷梨沙子のvoが俺は苦手で、何でファンは菅谷の歌がいいって言うのか分かんなかったんだけど、よみうりランドのイベントで初めて彼女を生で観て考えが変わった。「ブスにならない哲学」の、あの「ゼ〜ロ〜じゃ〜な〜いのよ〜」のフレーズがビンビンに耳に響きましたね。何か周囲の空気全体がビリビリと震えるような迫力だった。野外なのに。声量とかの問題ではなく、存在感というか何というか。ライヴでしょっちゅう観てるファンはこれを「凄い」って言ってたんだな、と。ちょっと理解できるような気がしました。

■茉麻ソング
ビートルズの「マーサ・マイ・ディア」って曲があって、俺はてっきり須藤茉麻ファンの間で公認テーマソングになってるかと思ったらそんなことは全然ないのね。とてもいい曲なので、茉麻ファンの方で未聴の方はぜひどうぞ。

【参考楽曲】The Beatles / Martha My Dear

■ギャップが凄い
Berryz工房ですが、夏焼雅のドスの効いた鋼鉄のような声と、徳永千奈美の頼りない感じのアニメ声のギャップはもはや、一つの曲に同居するのが難しいレベルに来ているのではないか。いやそこがいいのだ、という意見も有りですが。

■徳永voが好き
しかし徳永千奈美のvoは上手い下手でいうと下手だが、好き嫌いでいうとハロプロの中でも上位に入る。「蝉」の間奏後の徳永パート「寂しいもの〜」ってフレーズのハマり具合は、ハロプロで起こった奇跡のひとつ。

■ブス哲のドラムのおかず
「ブスにならない哲学」の、イントロと、歌に入る直前のドラムの「ドゥルタタタタタ」ってフィルインが凄い好きなんだけど、これはテンプテーションズの「Ain't Too Proud To Beg」のイントロからのインスパイアってことはないかしら。この「ドゥルタタタタタ」、制作者も気に入ってるのか、サビ前とか要所要所に繰り返されるので凄く印象に残る。

【参考楽曲】The Temptations / Ain't Too Proud To Beg

■ホントならこれから聴き方が変わるかも
新垣里沙、昨年のNHK-FMにて衝撃発言、モーニング娘。の曲は、レコーディング時にはパート割りというものは存在せず、全員がそれぞれ一曲通しで歌ったのを録音し、CDになった時(つまりミックスダウン時)に誰がどこを歌うのかが決まる。……ホントなのかこれは。

■この韻は凄い
℃-uteの「わっきゃない (Z)」、「まったくガキ臭い歌だなー」と思って聴いてたら、「わっきゃないぜー」のリフレインの中で「What can I do?」ってフレーズが出てきて「おおおっ!」っと感動してしまった。この曲は、この韻を踏むために存在するのではなかろうか。

■話が通じなくて困ります
世間の認知度というのは本当に大事で、後藤真希なら一般人でも「弟が首に鯉の刺青してんだよな」とかカルトクイズ並の知識を持ってたりするのに、これが「で、℃-uteに鈴木愛理ってのがいて…」って話になると「キュートってなに?」「ハロプロってなに?」ってとこから説明しなきゃなんないから、俺が友人にハロプロについて満足に話せた試しは一度もない。

■初恋サイダー、今回のオマージュは
クラシックロックへのオマージュを入れるのがBuono!シングルのお約束になっているのではないか、とは俺の説ですが、今回の「初恋サイダー」はギターのリフがビートルズ「And Your Bird Can Sing」ですね。ハロヲタでも何でもない学生時代の先輩に指摘されて初めて気付きました、悔しい……。

【参考楽曲】The Beatles / And Your Bird Can Sing

■このズレっぷりが好き
℃-uteの今度出る新曲「君は自転車 私は電車で帰宅」をネットで偶然拾って聴いてしまったのだが、この超大げさなドラムのフィルイン(おかず)、ねちっこいリードギターが70年代角川映画のテーマ音楽を彷彿とさせた。『人間の証明』とか『戦国自衛隊』とか……。今の時代にこの臭いアレンジは有り得ないと思うが、そこがハロプロのいいところです。

【参考楽曲】人間の証明のテーマ / ジョー山中

2011年12月 8日 (木)

第10回ハロプロ楽曲大賞2011に投票しました

今年もやってきました『ハロプロ楽曲大賞』、当研究所も投票に参加してまいりました。投票内容は以下のとおり(MV部門・推しメン部門は不参加でした)。今回はきっちり順位を付けています。


■■■1位 ブスにならない哲学 / ハロー! プロジェクト モベキマス

選考理由 : 正直、ハロプロ楽曲はアレンジで聴かせる部分が大きいと思うけど、この曲はサビのコーラスワークも含めたメロディの完成度が高かったと思う。今年No.1。



■■■2位 有頂天LOVE / スマイレージ

選考理由 : ユーロビート風のリズムに無理なくメロディが乗ってて、キレイな楽曲だと思った。聴いててスッキリする感じ。掛け声の「ワ・フー!」も素晴らしかった。



■■■3位 彼と一緒にお店がしたい! / モーニング娘。

選考理由 : 「ちょこっとLOVE」直系のかわいいサウンドでした。



■■■4位 ヒロインになろうか! / Berryz工房

選考理由 : 夏焼雅さんの強烈なヴォーカルに一票投じます。



■■■5位 この地球の平和を本気で願ってるんだよ! / モーニング娘。

選考理由 : イントロ(とMV)がEW&Fぽいんで、最初ダンス☆マンかと思った。でも比べると、やっぱ今のこのサウンドの方が圧倒的に進化してる、そこが嬉しい。


以上が俺の投票内容でした。

結果発表は12/30だそうです。俺の予想では、今年の大賞は「有頂天LOVE」じゃないですかねえ……。


webツール「ハロプロ楽曲ソート」による6〜20位は以下の通りでした。今年はBuono!がもう一つだったかなあ、俺的には。

6位   雑草のうた / Buono!
7位   フランキンセンスΨ / 夏焼雅 (Buono!)
8位   My alright sky / 鈴木愛理 (Buono!)
9位   愛の弾丸 / Berryz工房
10位   かっちょ良い歌 (フィーチャリング Berryz工房) / Berryz工房
11位   partenza 〜レッツゴー!!!〜 / Buono!
12位   学級委員長 / スマイレージ
13位   まじですかスカ! / モーニング娘。
14位   夏ダカラ! / Buono!
15位   一丁目ロック! / Berryz工房
16位   タチアガール / スマイレージ
17位   My Days for You / 真野恵里菜
18位   世界一HAPPYな女の子 / ℃-ute
19位   マジカルフューチャー! / Berryz工房
20位   1/3の純情な感情 / Buono!

2011年10月11日 (火)

"ハロプロシングル大全集!! 1997-2010"のランキングを見て

前回のエントリで書いた「ハロプロ楽曲大賞10周年記念 ハロプロシングル大全集!! 1997-2010」の結果が発表になりました。順位を見て、思うことはたくさんあって、でもまとまった文章なんかは書けないので、雑感の断片をちょこちょこ書いていきます。

結果はこちらで

見やすい順位一覧はこちら


・俺の中では「恋愛♥ライダー」「ロッタラ ロッタラ」「KISS! KISS! KISS!」は不動の"Buono!3大名曲"なんだけど、他の二曲の健闘に対して「KISS! KISS! KISS!」が131位まで落ちるとは意外すぎる。何で?

・「FOREVER LOVE」は℃-uteの中では完成度高い曲だと思うよ。歌詞が弱いからかなあ、131位とは。最初は雑踏の中で二人で歩く話なのに、腰が曲がってお婆ちゃんの話になるとか無茶苦茶な歌詞なんだよな、同じ無茶苦茶でも「スッペシャル ジェネレ〜ション」は奇跡的にナンセンスソングとして大成功してるのに。

・俺が投票した「シャイニングパワー」は146位! 2票しか入ってない! ファンからも大衆からも全く支持されなかったということか……。これもやはり唐揚げの歌詞がダメだったのかな……。ソウルフルなバックトラックの曲として、いつか再評価されて欲しいですね。

・「○○がんばらなくてもええねんで!!」はかなりポップで良い曲だと思うけどこれも151位なのね。歌詞がこれだから、色物に聴こえちゃうのかな。割とみなさんシリアスな曲の方が好きなのかもね。

・「恋のダンスサイト」1票しか入ってない。妥当な評価だと思う。たぶんハロプロ歴代2番目の売上だと思うけど、歴史の評価に耐えられなかった。223位「ハッピーサマーウェディング」も同様。

・楽曲的には「LOVEマシーン」も同じく歴史の評価には耐えられない楽曲だと思う、俺は。売上165万枚という巨大な頂点があって、そのすそ野でハロプロが成立しているという意味は大きいと思うけど。

・ハロプロクラシックで一番支持されているのは「I WISH」、こちらは納得。俺も昔女房とデュエットで人の結婚式で歌ったことあるし。前にも書いたけど、ハロプロ得意のゴスペル風合唱感動ソングの先駆けになった曲ですね。

・「リゾナント ブルー」が一位か……絶対的名曲とは言い難い気もするけど、「ファン以外の一般の人に聴かせてハロプロの凄さを分かって貰いたい!」って感じの曲ではありますね。

・上位20曲中、半分くらいが99〜02年の楽曲なんですね。俺はもう05年以前の曲は古くて聴けない感じなんですが、やはり勢いがあった時期の曲の人気は根強い。

・これは根拠のない印象論だけど、やはり全体を見ると歌詞が重視されてるなあ、という感じがする。俺は歌詞の内容はどうでもよくて、メロディにのせた時にメロディを補強するようなワードが並んでりゃそれが最高って考えなので、ハロプロ最高の歌詞は「スッペシャル ジェネレ〜ション」だと思ってます。


……というまとまりのない感想を綴ってまいりましたが、面白い企画で楽しめました。年末の今年度の楽曲大賞も楽しみです。

2011年9月21日 (水)

"ハロプロシングル大全集!! 1997-2010"に投票しました

いつも楽しみにしている「ハロプロ楽曲大賞」ですが、今回は10周年ということで、「ハロプロシングル大全集!! 1997-2010」という、“これまで発表された全シングル表題曲”を対象に、ファンのネット投票で人気の順位を決めよう!という企画が催されています。

俺は今まで「ハロプロ楽曲大賞」には投票したことがなかったのですが、今回は初めて投票に参加することにしました。

投票者が選べるのは5曲。二週間ほど悩みましたが、「個人的に好き」というよりも、「客観的に楽曲の良さを評価できる」という基準で選んだつもりです。以下の5曲、オール2ptで順位は付けてません。

今までにこのブログに書いてきたことと重複しますが、投票時に添付したコメントをそのまま掲載します。


恋愛♥ライダー
ハロプロ meets コーネリアスサウンド(サウンドの質感がコーネリアス「NEW MUSIC MACHINE」って曲に似てます)。知的でポップでメロディもサウンドも良い、最高。

ロッタラ ロッタラ
単にツェッペリン・リスペクトな曲というだけでなく、ガールズ・ポップスとして普遍的な広がりがある。音楽好きの外人に「日本にはどんなポップスがあるの?」って訊かれたら、自分ならこの曲を聴かせる。

気まぐれプリンセス
今まで自分が聴いてきたどのジャンルにも分類できない。ロシア民謡っぽいけど、ここまでポップに昇華された楽曲は他にないと思う……オリジナリティという意味ではNo.1。

シャイニング パワー
ハロプロ meets フィラデルフィアサウンド。ブラスとストリングスが絡んだファンキーなバックトラックの格好良さ。

スッペシャル ジェネレ~ション
イントロからエンディングまで一気呵成に書き上げられたと思われる完成度。女性コーラス「ハッ」「シャバダバ」とか安っぽいブラスをはじめ、"これ以外に有り得ない"ってくらいハマったアレンジも凄い。


俺が選んだ中だと、「スッペシャル ジェネレ〜ション」は結構いいとこ行くだろうな、と思いますが……後はどうかな? 「LOVEマシーン」とか「ザ☆ピ〜ス!」とかのハロプロクラシックがどれくらいの評価なのかも興味ありますね。

投票は本日9/21日締切。発表は10/9だそうです。楽しみだなあ。

2011年9月 2日 (金)

Buono! 8/28横浜BLITZ公演@youtube

8/28、Buono!@横浜BLITZのyoutube生配信を観たけど、Buono!を見直しました、素晴らしかった。

俺は去年の夏、初めてBuono!を横浜BLITZに観に行ったんですけど(Rock'n Buono! 3)、DVD『We are Buono!』に比べて歌の上手さが今ひとつで、ちょっとガッカリしてたんですよ。一部ファンの間で「あのDVDは編集の段階で歌声の音程をデジタル修正しまくり」って言われてるのは本当だったのかな、と思ったりもしてました。

でも、今回の公演をyoutubeを観て、DVD『We are Buono!』に音程の修正はほぼ無かっただろう、と確信しました(そもそもライヴだと、マイクからの音源だけじゃなくて、PAから会場全体に回ってる歌声も修正しないと不協和音になっちゃうと思うんだけど、PAから出てる歌音は歓声から分離できないから修正は事実上不可能なのではないか)。

歌の上手さが完全復活してる。当然リアルタイムでは音程操作など出来ませんから、やっぱりこれがBuono!の実力なんですよね。

特に鈴木愛理のソロ「My Alright Sky」は上手かった。CDより上手かった。CDだとフレーズによって歌い方がバラバラで、通して聴くと「つぎはぎ感」があって、それを俺は「苦戦してる」と思ったんだけど(確か鈴木さんもMCでレコーディングに凄い時間をかけた、と言っていた)、ライヴではまるで一筆書きのようにスムーズに歌ってた。このナチュラルさこそ鈴木voの魅力だと思っているので、俺は大満足でした。ライヴ音源も売って欲しい。

夏焼さんはちょっと調子悪かったみたいだけど、更に歌声に凄みが増しててよかった。「フランキンセンス」は口パクっぽかったけどどうなんだろう。「1/3…」「Jucy...」なんかでは夏焼voのドスが効いてて良かった。「Jucy...」はCDとは違ってユニゾンではなかったんだけど、やっぱその方がいい、凄い迫力だった。

実は俺が「『We are Buono!』ピッチ修正疑惑」を否定する決定打となったのは、この日の嗣永voの目を見張るほどの安定ぶりでした。努力してるんでしょうね、やっぱりBuono!の三人目はこの人しかいない、と思いました。

という訳で、三人のvoに関しては文句なしなんだけど、演出の面で望みたいのは、「完全なバックバンド演奏」ですね。ドルチェ演奏っていっても、全部CDと同じテンポだしステージに無い楽器も鳴ってるから(「恋愛ライダー」のアコギとか)、カラオケ音源と生演奏を同期させてるんだと思います。

今回の「恋愛ライダー」はちょこっとしか演らなかったけど、完全にドルチェによるライヴバージョンだったじゃないですか、あれを全編貫いて欲しいんですよね。やっぱライヴは完全にライヴverで聴きたいし、Buono!とドルチェなら出来ると思う!

最終的には、俺はBuono!にこんな感じでやって欲しいというイメージがあるんです。

PUFFY「ジェット警察」ライヴ。すんごいです。Buono!も「ワープ!」でこんな感じにならんかな?

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